昨今おもに女性たちから絶大な人気を誇っている、環境や人に優しいオーガニック。
しかし欧米諸国と比べると、まだまだ日本はその定義に関してはあいまいで、食品や化粧品などもオーガニックと名乗っていても、実際にはそうでない商品なども数多く出回っています。
たとえば野菜などに関しては、日本ではJAS認定されたもののみが有機と記して販売が可能となっていますが、広告の場合は認定されていないものでも、無農薬や有機栽培などの表記を禁止していません。またJAS認定を受けることは大変ということから、生産者や企業が独自に規格を設け、有機栽培だとアピールすることもあります。
そしてそもそも有機栽培は農薬をまったく使わないわけではなく、JASが認定した農薬は使うことが出来るのです。このように野菜に関してもあいまいですが、化粧品になると日本ではまともな基準が存在していないため、さらに困ったことになっているのが現状です。たとえば他がすべて違ってもオーガニック成分がたった1%でも含まれていれば、それはオーガニックコスメと名乗れるのです。
それゆえに商品名や広告などには無添加などの言葉があふれており、成分表を確認してチェックしなければ、本当に無添加なのかどうか判断ができません。
ちなみに世界各国ではオーガニックコスメに関する認定団体が存在しており、どこの機関も厳しい基準が定められていますが、それをクリアした多くの安全なコスメブランドが認定されています。
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